集束超音波治療(FUS)センター
FUS(集束超音波治療)とは、欧米の施設で2000年から開始された子宮筋腫の治療法です。
200個以上の発生源から出る超音波を1点に集中させ、 その振動エネルギーを熱エネルギーに変換させる事で、子宮筋腫を焼灼させる治療法です。
当院では40例の子宮腺筋症に対する臨床試験を終了し、子宮腺筋症に対してもFUS治療を行っていくことになりました。
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FUSの対象者
- MRIで診断された子宮筋腫または子宮腺筋症があること。
- 妊娠、授乳中でないこと。
- 下腹部に傷痕のないこと。
- MRIの検査(造影もふくめて)が出来る方。
- 卵巣嚢腫、子宮癌等は 現時点では適応外です。
※その他詳しくは当院婦人科にお尋ね下さい。
FUSによる治療の実際

【FUSの長所】
- 所要時間は3~5時間。
- うつ伏せに寝ているだけで治療可能。
- 傷痕が残りません。
- 副作用が少ない。
- 放射線の被曝がありません。
治療日程(受付から退院まで)
| お問合せ | 電話(下記代表電話)、ご来院、お問合せフォーム(FUS)にて、受付けております。 |
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| FUS診察ご希望 | |
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| 問診・診察予約 | まずは婦人科の診察を受けていただきます。 |
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| 外来受診 | 福西医師もしくは舟木医師が担当致します。 |
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| 放射線科医師とともにFUS適応について検討を行います。 | |
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| 治療適応・治療日決定 |
【当日の治療(モデルケース)】

※全ての方がこのようなスケジュールであるとは限りません。
子宮筋腫に対する治療法のいろいろ
| 長所 | 短所 | |
|---|---|---|
| 腹式子宮全摘出術 | 根治的手術である。 子宮、卵巣等の周囲にある程度の癒着があっても手術可能である。 |
好孕性を残すことができない。 おなかに傷が残る。 |
| 膣子宮全摘出術 | 根治的手術である。 おなかに傷が残らない。 |
好孕性を残すことができない。 術中に卵巣等に病気が見つかった場合の処置が難しいことがある。 |
| 子宮筋腫核出術 | 子宮を残すので将来の妊娠が可能である。 | 子宮筋腫の再発の危険性がある。 手術中の出血が多くなる事がある。 術後、子宮と腸管などに癒着ができることが多い。 おなかに傷が残る。 |
| 腹腔鏡下子宮筋腫 核出術 |
開腹手術に比べて低侵襲である。 おなかに傷は残るが、小さな傷になる。 開腹手術に比べて術後の腹腔内癒着が起こりにくい。 |
子宮筋腫の再発の危険性がある。 巨大筋腫、多発筋腫などには適さない。 筋腫が子宮筋層に深く存在する場合では手術手技が難しい。(適応が限られる) |
| 子宮鏡下子宮筋腫 核出術 |
有茎性の粘膜下筋腫には非常に有効。 | 子宮筋腫の再発の危険性がある。 粘膜下筋腫以外には適応がない。 |
| 子宮動脈塞栓術 (UAE) |
手術治療に比較して入院期間が短く、低侵襲である。 自覚症状の改善と筋腫核の縮小がえられる。 |
90%前後の患者に有効である。 子宮筋腫の再発の危険性がある。 放射線の透視下に行うので、少量だが被爆する。 稀に術後の感染、出血、卵巣機能不全がおこる可能性がある。 健康保険の適応がない。 |
| 集束超音波装置 (FUS) |
日帰りでの治療が可能である。 ほとんど無侵襲である。 (傷が残らない) 自覚症状の改善と筋腫核の縮小がえられる。 |
70~80%前後の患者に有効である。 適応症例が限られる。 子宮筋腫の再発の危険性がある。 他の治療に比較すると歴史が浅い。 健康保険の適応がない。 |
| GnRHa | 保存的に子宮筋腫核を縮小できる。 術前処置としては有効性が高い。 |
効果が一時的で、薬物を中止すると筋腫核の最増大と、自覚症状の再燃がある。 更年期障害等の症状がでることがある。 GnRHaは骨塩量の減少に影響する。 |
| 鎮痛剤など | 症状の軽減を図れる。 | 根本的な治療いならない。 |
| 漢方薬 | 症状の軽減を図れる。 | 個人によって効果が不確か。 筋腫核の縮小はほとんど期待できない。 |


