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義歯について ~入れ歯・インプラント・ブリッジ~

歯科口腔外科

歯科技工士 原田

2024/04/30
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義歯の種類

義歯には色々な部類に分けられます。
一つ目は、「入れ歯」
失ってしまった歯を補うための人工歯です。
二つ目は、「補綴(ほてつ)装置」
歯を補うために使われるもので、具体的に加工義歯(ブリッジ)やインプラントがあります。

「入れ歯」について

 外科手術などで身体の負担をかけることなく、広範囲の歯の欠損を補うことのできる治療療方法です。取り外し式が一般的です。
 大きく分かれて「総入れ歯」と「部分入れ歯」の2種類があります。保険適用の入れ歯の床(しょう)は、レンジというプラスチック製の素材を使用しています。自由診療の入れ歯は床の部分を金属に変えて薄く作ることができたり、マグネット固定やインプラント固定などもあります。
 入れ歯を作るまでにかかる日数は、保険診療の部分入れ歯の場合、2週間~1ヵ月。総入れ歯の場合は、1ヵ月ほどで完成します。

「ブリッジ」について

 ブリッジとは、歯がない部分の両隣りにある歯を削って土台にし、人工歯(ポンテック)を連結させ、上から被せる治療方法です。入れ歯と違って取り外す必要がないため、自分の歯に近い感覚を取り戻すことができます。

「インプラント治療」について

 インプラント治療とは、歯が無くなった部分の骨にチタン製の人工の歯根を埋め込みます。その人工根の上にアバットメントという土台を立て、歯を被せます。入れ歯とブリッジと比べ、特に機能性と審美性の点で優れています。しかし、治療期間が長く、治療後のメンテナンスが必要です。そして、保険適用外なため、治療費がかなり高額になります。

最後に

 義歯は、ただ噛めるようにするだけではなく、残っている歯が移動するのを防いだり、抜けた歯の部分が痩せてしまうのを防いだりという目的もあります。噛みあわせる歯がなくなってしまうと歯は噛み合う相手を探すようにどんどん伸びてこようとします。そうなってしまうと全体的な歯並びや噛みあわせが乱れてきてしまいます。その結果、虫歯や歯周病のリスクが高まり、さらに多くの歯を失ってしまう可能性も出てきます。
 義歯の種類によって費用負担やメリットが違うので、治療法に迷われている方は、歯科口腔外科までご相談下さい。一人ひとりにあった治療をご提案させていただきます。

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