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C型肝炎のインターフェロン療法についてInterferon

C型肝炎と肝ガン

C型肝炎の診療は肝ガンとの戦いであるといってもいいでしょう。C型肝炎の患者様は約7割の方が慢性化し、慢性肝炎は肝硬変の原因となります。肝硬変となると5~7%毎年新たに肝ガンになります。つまり7年間で半数近くの患者様が肝ガンになります。これは他のガンの発生率に比べ、とても高い確率になっています。ヘビースモーカー100人のうちいったい何人が1年間で肺ガンになるでしょうか。それを考えるとこの数字の大きさが分かります。

C型慢性肝炎の肝ガンを抑止する方法は

肝炎の指標であるGPT(血液検査の際、肝臓に障害があると高値になります。) を低値に保つか、インターフェロン療法をするしかありません。GPTを低値に保つには、肝庇護剤を投与するか、瀉血療法(わざと貧血にして肝臓にとっての毒である鉄を減らす治療)を行います。ただし、これらの方法はウイルスをなくすことはできず、根本治療とは言えません。インターフェロン療法のみが根本治療です。

今までのインターフェロン療法

今までのインターフェロン療法の治療成績は良いとは言えませんでした。C型肝炎はウイルスの型により1型、2型、またウイルスの量により高ウイルス群、低ウイルス群と分けることができます。1型の患者様はインターフェロンが効きにくく、またウイルスが多いほどインターフェロンは効きにくくなります。従来のインターフェロン療法では1型で高ウイルス群の患者様の場合、7%しかウイルスが消えませんでした。実はC型肝炎患者様の半数が1型の高ウイルス群ですので、インターフェロンを受けた患者様にはインターフェロンは効かないのではないかと感じられた方もおられたかと思います。

待望のインターフェロン登場!

2004年12月にインターフェロン、ペグイントロンが登場しました。このインターフェロンは抗ウイルス剤のレベトールと併用することにより48週間治療で1型高ウイルス群の患者様では48%の割合でウイルスが消えます。14人に1人しか治らなかったのが2人に1人治るようになったのです!1型低ウイルス群や2型では従来のインターフェロン療法でも約70~80%の患者様でウイルスが消えます。また、たとえウイルスが消えなくてもインターフェロン療法を受けた方は肝ガンの発生率が半分になる、GPTが治療前より低くなることが多いなどといった利点があります。

最後に・・・

インターフェロン治療には様々な副作用がありますが、新しいインターフェロンは副作用の自覚症状も以前より軽くなっています。また当院には日本肝臓学会専門医(椎名)がおり、インターフェロン療法にも慣れております。安全に本療法が実施できるよう細心の注意で見守っていきます。C型肝炎の患者様は再治療の方も含め、当院内科までお気軽にご相談下さい。