耳鼻咽喉科Otolaryngology

耳鼻咽喉科では、手術治療を必要とする疾患（悪性腫瘍を除く）や、突発性難聴、眩暈、 急性感染症等の急性期治療を必要とする疾患など、地域の医療機関などから紹介いただいた症例を中心に診療を行っています。 他院からの紹介は全新患患者数の４割であり、特に耳鼻の手術適応症例や難聴、耳鳴り、眩暈といった症例が多くなっております。 外来処置で対応できる症例については逆に地域の先生方に紹介させて頂き、手術が必要な症例や特殊な治療については当院で責任を持って治療にあたっています。
特に力を入れている分野は、鼓室形成術を中心とした耳科手術と、内視鏡下鼻副鼻腔手術を中心とした鼻手術です。

鼻領域については、地域の医院からの紹介で内視鏡下鼻副鼻腔手術症例が増加しています。

耳領域については、外リンパ瘻（内耳破裂症）の診断と治療、難聴治療を重点的に行っています。外リンパ瘻は眩暈、難聴、耳閉塞感などの原因となり、当院で新しい診断法を始めたことにより診断率を格段に上げることができました。 診断方法としては聴力の変化や眼振変化に加えてCT、MRIの画像診断です。当科では2002年から2020年の間に外リンパ瘻の手術を施術した新受症例は585例でした。 外リンパ瘻はありふれた疾患であると認識しており、今後さらに手術症例数が増加するものと予測しています。

また、難聴治療に関しては、まずは一般外来を受信して頂き、必要に応じて月曜日午後の難聴外来へ紹介しています。

また、平成16年8月から睡眠時無呼吸症候群に対する治療を開始しました。1泊2日の終日ポリソムノグラフィーなどの検査入院体制を確立し、 睡眠時無呼吸症候群の原因に対する外科的治療、CPAP治療を行っています。

その他睡眠障害は、QOL（Quolity Of Life）を低下させるだけでなく、様々な問題を引き起こします。当院では、李医師が日本睡眠学会専門医を取得しております。
睡眠の悩みを抱えている方は、一度耳鼻科までご予約・ご相談ください。

【特殊外来】

• 外リンパ瘻（ふらつき・難聴）
• 難聴外来

【診察日時】

担当医師

牧野　邦彦

≪所属学会名≫
日本耳鼻咽喉科学会
日本耳科学会
日本聴覚医学会
日本頭頚部外科学会
日本気管食道科学会
≪取得済みの認定医など≫
日本耳鼻咽喉科学会認定　耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門研修指導医
≪専門領域≫
外リンパ瘻（めまい、ふらつき、難聴）
≪患者様へ≫
下記のような信条で診察を行っています。

• 致命的疾患（悪性腫瘍など）を見逃さない。
• 患者さんが悩んでおられる症状の原因を明らかにする。

治療方針決定に関しては、自分あるいは自分の家族が患者さんの立場になった時を想定して対応する。
≪地域医療機関の方へ≫
外リンパ瘻は非常にありふれた疾患と考えられます。
フラツキや眩暈、気分不良、難聴、耳閉感など様々な症状が、個々にあるいは複合して出現します。上記症状が難治性であれば、外リンパ瘻が潜んでいる可能性があります。
毎週木曜日と金曜日の午後に『外リンパ瘻外来』を開設しておりますので、ご紹介頂ければ幸いに存じます。

越智　尚樹

≪所属学会名≫
日本耳鼻咽喉科学会
日本鼻科学会
日本耳科学会
耳鼻咽喉科臨床学会
日本聴覚医学会
≪取得済みの認定医など≫
日本耳鼻咽喉科学会認定　耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門研修指導医
日本耳鼻咽喉科学会音性難聴担当医
厚生労働省認定補聴器相談医
≪専門領域≫
鼻・副鼻腔領域
睡眠時無呼吸症候群
≪患者様へ≫
みみ・はな・のどでお困りの事がありましたらお気軽にご相談下さい。

李　佳奈

≪取得済みの認定医など≫
日本耳鼻咽喉科学会認定　耳鼻咽喉科専門医
日本耳鼻咽喉科学会耳鼻咽喉科専門研修指導医
補聴器相談医
嚥下機能評価研修終了
日本睡眠学会専門医
耳管ピン手術実施医
≪専門領域≫
耳鼻咽喉科・頭頸部外科一般
特に耳科・鼻科手術
睡眠障害
≪患者様へ≫
耳・鼻・副鼻腔の手術、頸部腫瘤、難聴などでお悩みの方はご相談ください。
≪地域医療機関の方へ≫
手術適応のある耳（中耳真珠腫・慢性中耳炎・顔面神経減価術など）、鼻・副鼻腔疾患、睡眠障害の患者様がおられましたらご紹介ください。